【PUBG Mobile】iPad Proで充電しながらイヤホンを使う【APEX LEGENDS 】

みんな大好き! APEX&PUBG Mobile

エペモバがサ終ですありがとうございました。

PUBGのモバイル版は、寝転がりながらスマホやタブレットで遊べて、友達とボイスチャットを楽しみながらゆるーく遊べるとても良いゲームですよね。

PUBG : NEW STATEも出ましたが、PUBGモバイルの方をプレイする方も多いのではないでしょうか?
ローンチから数年経ちましたが、プロリーグができたりといまだに盛り上がりを見せていますね

大会ルールの為、競技シーンではタブレットを使用しませんが、我々一般プレイヤーはiPadでプレイすることも多いと思います。

私はPUBGモバイルのためにiPadProの11インチモデルを購入したのですが、まあ快適快適。
もう歳じゃてiPhoneだと小さくてのぅ…

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タッチパネルの応答速度だって向上します。
ここでは詳しく書きませんが、スローカメラで撮影して検証なんかしていました。

そしてiPad Proは何と言ってもUSB-C機器の接続ができるのがポイント。

※世の中から消えたiPad Proの在庫が復活したようですね。

PUBGモバイルで音から得られる情報はボイスチャットだけではなく、音ゲーと言われるほど銃声や足音の方向、距離感が重要になってきます。

良質なヘッドセットや、イヤホンは絶対に欠かせません。

Bluetooth接続でも良いのですが、AAC接続しかできないApple製品では遅延が気になります。
充電が面倒という方もいると思います。

そこで今回はiPad Proにヘッドセットやイヤホンを有線接続する方法について解説していきたいと思います。

【初級編】単純にイヤホンを接続する

新しいiPad Proにはイヤホンジャックがないので、PUBGモバイルをプレイする場合、Apple USB-C 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタを利用して、ヘッドセットやマイク付きイヤホンを接続することになります。 

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上記の純正アダプター以外に、社外品の激安品もありますが、USB-Cをイヤホンに変換するアダプターの中にはiPadで使えないタイプのものがあるので注意してください。

iPadでは音声をデジタル信号で入出力しているため、アナログ信号に変換してやらないとイヤホンから音が流れません。そのためにDACという信号を変換するパーツが使われているアダプターでなければ音が出ません。

何のことかさっぱりわからない方は純正品を購入すれば間違いないです。

音楽も音質にこだわりたいという方は、ESS Technology ES9281PROをDACに、THX AAAをアンプに使用しているRazer THX ONYXがポータブル型の中では最高峰でしょう。お値段も最高峰です。

iPhoneの場合はLightningコネクタ→USB-C変換が必要です。(Ztellaには付属)

Razer THX ONYXからTHXアンプを省いて8000円ほど安くなったZtellaというクラウドファンディング発のイヤホンジャックアダプターもあります。

【中級編】充電しながらイヤホンを使う

PUBGモバイルは、なかなかバッテリーの減りが早いです。みんなと一緒にやる予定だったのに充電忘れてたなんてこともあってあたふたした経験もあると思います。

にごる通常

ちょっと待って、そのアダプターでイヤホンを繋いだらiPadの充電ができないんじゃない?

そう、初級編のアダプターではiPadを充電しながら使用できません。

充電しながらイヤホンを使う場合は、別のアダプターが必要になってきます。しかし残念ながら純正品でそのようなアダプターは見当たらないです。

つまり怪しい中華製品などがごった返した社外品の中から選ばなければいけません。
間違いなくおすすめできる商品が無いカテゴリーと言えます。

belkin RockStar USB-C to 3.5mm アダプタ

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これはbelkinというメーカーの製品なのですが、Appleとは付き合いの長いメーカーで、Apple Storeでも販売されており、USB-CタイプのiPad Proで使用できます。

USB-Cポートは充電専用なので、他のUSB機器をつなぐことはできません。

足音や銃声の方向精度が、純正アダプターや他製品に比べて、若干ですが向上するという検証がありますが、しかしそれ以上にこのUSBC充電と3.5mmジャックがついているタイプは当たり外れや不具合報告が多く、掲載を取り下げるか悩んでいます。Lightningケーブル仕様の方は良かったのですが。

Belkinのような大手メーカーでもイマイチなら適当にAmazonで一番売れているやつでいい気もしますね。

おそらく8割の方はここまでの機能で十分かと思いますが、

せっかくのiPad Proをもっと有効活用したい!

さらにこだわりたい!という方のために、上級編を解説していきます。

【上級編】USBハブを利用した接続

ここでは私が使用している環境と同じ、USB-Cポートを持つiPad ProにUSBハブを利用した接続を例に説明します。

専門的な用語や、変換を多用した接続が出てくる事、接続機器が正式にiPad Proでの使用に対応していると保証されていない

それらの理由から運用のハードルが上がります。

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iPad Proに接続したUSBハブ

iPad ProのUSB-Cポートは、ありがたいことにかなりの確率でパソコン用の周辺機器が使えます。

私は古いHooTooのUSBハブを利用しているのですが、下記のポートが備わっています。

  • USB3.0 × 3
  • HDMI × 1
  • SDカードリーダー × 1
  • 給電用USB-C × 1

iPad ProにUSBハブを接続すれば、USBヘッドセットやUSBDAC、USBコンデンサーマイク、有線LANアダプターなどを接続して、まるでパソコンのように使用することができます。

HDMIで接続すれば、iPadの映像をモニターにフルHDで映し出すことや、キャプチャボードに接続することも可能です。

また、iPadのOSが、iOSからiPadOSに変わったことで、SDカードを外付けHDDのように利用することができるようになりました。

USB-Cハブを用意する

iPad Proに対応したUSBハブはたくさんあって、私が使用しているHooTooのものよりもさらに多機能・高性能になって、4K出力や有線LANポートを装備しているUSBハブも出ています。

現在の決定版

安心のAnker製USBハブです。iPad Proでの動作確認もできています。有線LANポートも内蔵されています。USB-Cのデータポートもあります。SDカードスロットはありません。

Anker PowerExpand 6-in-1 USB-C PD

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SDカードスロットが付いたものは少しサイズが大きくなってしまいますね。

どのメーカーのものでも大体は使えると思いますが、念のためiPad Proでの使用レビューなどを確認してみてください。

私の環境でも、デバイス特有のクセみたいなものがあったりします。

先に充電ケーブルをUSBハブに接続してから、USBハブをiPad Proに接続する、といった順序を守らないと充電できません。笑

動かないと思ったら、接続の順番を色々変えてみてください。

USBハブとUSB DACを接続する

USBハブを使っても、iPadを充電しながらiPadの音声を聞くことができるようになります。
USB DAC等の機器をハブに接続します。

簡単な接続例の図です。

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iPad Proに接続したUSBハブへの接続例

こんな感じで接続します。

USB DAC(サウンドカード)と書かれている部品は、私が使用している

Creative社のSound BlasterX G1

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というUSBオーディオ機器で、これに4極ミニプラグのゲーミングヘッドセット等を接続して使用します。

Sound BlasterX G1は、足音や銃声の方向など、音の定位に優れたゲーム用途のもので、その中でも安価な製品になります。ゲーム内ボイスチャットも問題ありませんでした。

G1にはヘッドホンアンプが内蔵されているので、アップル純正の変換アダプターでは音が小さくなってしまうような、インピーダンスの高いヘッドセットやヘッドホンでも十分鳴らすことができます。

逆にインピーダンスの低いイヤホンでは音が大きくなりすぎてしまい、iPad Proの最小音量ですら音が大きく、サーといったホワイトノイズが目立つ事があります。

音量を最大にしても小さく聞こえてしまうような大型ヘッドホンに対応するために、このようなゲイン調整になってると思います。

この音量とノイズの問題は、使用するイヤホン・ヘッドホンによって変わってきますが、ボリューム付きの延長ケーブルを間に挟むことによって解消できます。手元で音量調整できて割と便利ですし。

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USB DACとイヤホンの間に接続する。

USBハブを経由しなくてもUSB-C→USB-A変換アダプターがあればiPad Pro直挿しでも使用できます。
これに関しては100均で売ってるものでも問題ないでしょう。

Creative Sound Blaster G3

Sound Blaster G3 PS4/Switch/PC/Macのヘッドセットで高音質チャット/テレワーク 本体/スマホアプリで簡単制御 PS4のゲーム音と味方の声が聴きたい音だけ大きく聴ける ゲーミング アンプ SB-G-3Amazonでレビューを見る

・イコライジング

・ボリューム調整

・ボイスチャットとゲーム音のバランス調整

・足音強化モード

・音声入力端子が追加され、BGMを聞きながらプレイできる

などの機能を、スマートフォンとBluetooth接続してPCを使わずに設定できます。

ただしPUBGモバイルで標準のボイスチャットを使用するにあたっては、裏技的な使用方法になるのでかなり難易度は高めなので避けた方が良いかもしれません。

別途端末のDiscord等のボイスチャットを他のデバイスから取り込むようなシーンに最適です。

4極プラグ1本で接続するヘッドセットではPUBGモバイル標準のボイスチャットに大きなノイズがのるという報告もあるので注意が必要です。

ボイスチャットとゲーム音のMix機能がPUBGモバイル標準のボイスチャットと相性が悪いのだと思います。

回避策としては

・単独のマイクとイヤホンを利用する

・ヘッドセットの4極端子をマイク端子とイヤホン端子の二股に変換する 

UGREEN 4極 3極 変換コネクタ イヤホン マイク 変換ケーブル 3.5mm ステレオ ミニプラグジャック 4極(メス) -3極(オス*2) マイク イヤホン分岐 ヘッドセット変換ケーブル 20cm Amazonでレビューを見る

です。

対策を解説した有用なレビューがありましたので引用します。

amzn.to

amzn.to

iPad Pro、特にPUBGモバイルではうまく機能しないことがあるのであまりお勧めはできません。

APEX等、PCやPS4で使う場合はさほど難しいことはないと思います。

ご自身で調べたり配線を考えたり出来る方向けではありますが、コスパを考えると個人的にはおすすめ。

古いタイプのヘッドセットには初めからマイクイヤホンの端子が二股に分かれているタイプあります。

マイクとイヤホンの3極×2を4極端子にまとめるアダプタを利用すれば、4極端子の入力しかない機器にも問題なく接続することができます。

また、単体のマイクとイヤホンを接続することも可能です。

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4極プラグをマイクとイヤホン端子に分岐するアダプタ

その他にも、ゼンハイザーGSX1000や

AstroGamingのMixAmp Pro TR MAPTR-002など

 PCを使ってPUBGの音を聞きやすいようにイコライザー調整ができるものや、手元でゲーム音やボイスチャット音量を調整をできるものなど、様々なUSBオーディオ機器があります。

ただし高性能になれば価格もサイズも大きくなり、当然持ち運びには向かないのと、iPad Proで使用できなかった場合のリスクが大きいので、PCやPS4での使用が前提でしょう。

イヤホンを選ぶ

どのヘッドセット、ヘッドホンを使うのかですが、

おそらく他のレビュー系サイトさんでは、Razer等のいわゆるゲーミングイヤホンを紹介することが多いのかな?と思います。間違いはないし、無難だと思います。

髪型崩れるし脳天が痛くなるからイヤホンじゃなきゃ嫌だ

デザインやメーカーにこだわりがある。

低音重視、中音域重視、などなど

正直求めるものに個人差がありすぎて

これだという物をおすすめしにくいです。

なので個人的に面白かった物、使ってみたいものを紹介したいと思います。

マイベストイヤホン

Bose QuietComfort 20

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QC20はPC版のAPEX LEGENDSやPUBGのプロ、ストリーマーがよく使うノイズキャンセリングイヤホンなのですが、私はこれ以外使えなくなりました。

理由は高音質というよりは低音が弾むように強く楽しい音が出て音楽が楽しめるのと、ノイズキャンセリングの性能、そして個人的に一番気に入っているのがイヤーチップの形状です。

カナル型イヤホンは耳の穴に詰めるという印象ですよね。耳の穴が痒くなるし、外部の音を聞くためにはいちいち外さなければなりません。あと耳の閉塞感のせいか喋りづらくないですか?
固い食べ物を食べようものならゴリゴリと頭中に響きます。

QC20は耳の穴を塞ぐ、張り付くといった印象でカナル型のストレスが一気に消えました。外部音取り込み機能もついているので装着したまま外部の音を聞くことができます。

自分の声がこもって聞こえたり閉塞感があるのもノイズキャンセリングが効果的で、イヤホンをつけたまま会話をしても違和感がありません。

一番驚いたのは、固いお菓子なんかを食べた時に、Shureのカナル型ではごりごり響いてうるさかった音が消えたことですね。

ゲームと関係ないですけど、タクシーや電車が高級車のように快適になりました。

発売されてから時間が経っていて、ワイヤレス主流の現在では古く感じるかもしれませんし、短所としてグランドループやその他ノイズに弱い点がありますし、充電または給電が必要で煩わしさもあります。そして雑に扱えば断線も多い上に高価です。

ですが、その短所に目を瞑る魅力がこのイヤホンにはあります。

釈迦さんやSPYGEAさん、APEXプロのRasさんもいまだにQC20を使っていると言うのはこのイヤホンの魅力と実力を証明しているように思います。

ですが残念ながら生産終了になるようで、今ある在庫で終わりのようです。

SHURE AONIC 50

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BOSE QC20がディスコンになるという事で、イヤホンではないですがSHURE AONIC 50を選択しました。
ワイヤレスでもUSB接続でもアナログ接続でもいけるアクティブノイズキャンセリングヘッドホンです。

USB接続でiPad Proにそのまま使えますし、aptX LLに対応しているので遅延少なくワイヤレス接続も可能です。
また3.5mmでアナログ接続も可能です。使えないシーンがありません。

イコライザーも内蔵しているので、これ一つでゲームに最適化することができます。

少し高いですがノイズキャンセリングが欲しい方にはかなりおすすめです。

F4という謎のカナル型中華イヤホン

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なんでこんな怪しいイヤホンを紹介したかというと、PMJCというプロチームだらけのPUBGモバイルの大会に、アマチュアながら出場した選手が愛用しているからです。

良くありがちな、道具は何でもいいやって人でうまい人、というわけではなく、いろんなデバイスを使用してみてこれに行きついたというパターンです。

おすすめいただいたのですが、すでにイヤホンを買ったばかりということもあって購入しませんでした。

いろんな出品者が1500円ほどで売っているので試してみても良いかもしれませんよ。

【番外編】 オーディオインターフェイス

私の環境では、USBオーディオインターフェイスに接続した高音質コンデンサーマイクをPCとiPad Proで共有して使用しています。

YAMAHAのAG03という配信に特化したオーディオインターフェイスなのですが、iPad Proに接続はできるものの、PUBGモバイルのクライアント側の問題なのか、音は聞こえても、ボイスチャットを使用できませんでした。

ボイスチャットをオンにすると接続が解除され、iPad本体のスピーカーと内蔵マイクに切り替わってしまいます。

この挙動はいくつかのUSB DACでも起こることがあります。

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なんとかこねくり回して使用することができたので、 また別の機会に詳しく書いてみようと思いますが、配信でもしない限りはAG03使用の優先度は低いです

そもそも機材でそんなに変わるの?という疑問

USB DACやヘッドセットといった機材で 本当に変わるのかな?という疑問もあると思いますので、参考になりそうな動画を貼っておきます。

こういったUSBオーディオ機器やヘッドセットの違いで、PUBGの足音や銃声の聞こえ方を検証してる方の動画があるので紹介します。主観の部分が多いので、必ず自分に当てはまるとは断言できないのですが、参考にさせていただいてます。

 7:23から製品の比較になっています。

最後に

iPad ProでPUBGモバイルなどのFPS、TPSゲームをプレイするにあたって、様々なゲーム機材を長々と紹介させて頂きました。

機材を買ったからといって確実に強くなるとは言えないし、iPhoneと純正イヤホンでも強い人は強いです。

ですが、こういう機材を調べたりして、少しでも向上したいというモチベーションを持っているあなたなら間違いなく強くなると思います。何より、あれだこれだと見たり買ったりするのって楽しいですよね。

楽しいのが一番です。